エフエー出版について
愛と智を積み重ね、子どもたちの心を育てる。家庭ならではの「教育力」を応援します。
 

エフエー出版について-理念

変わりゆくニーズと広がる格差

 少子化が進む現代、教育の世界もさまざまな改革が進められています。教育課程をみても、「詰め込み教育」から「ゆとり教育」へと変わり、さらには、「学力重視の教育」へと変遷しています。ひと昔前は、知識だけが重視されていた「学力」の考え方も、近年は、個性や創造力、表現力などが重視され、必要な知識を得るために「生きる力」をいかに育むかが、教育の大きなテーマとなっています。

 また、「義務教育6・3制の変化」「小中一貫教育の導入」「習熟度別学級編成」など、効率重視の方向性になりつつあり、公教育の改革が子どもたちに格差を生じさせる懸念もあります。このような背景から、学習塾などの民間教育で学校教育の不足を補う考えが進んできましたが、民間教育に頼りすぎてしまうと、今度は家庭の経済力が教育の格差を生んでしまうことも考えられるのです。

 最も大事なことは、一時しのぎの手段に頼るのではなく、個性や創造力、表現力など「根幹の学力」を育てる、幼少期からの家庭環境を重視することです。つまり、家庭での「教育力」の差が、子どもの学力の格差を生じさせるともいえるのです。私たちは、子どもたちの根幹を育てる、家庭での学習環境づくりを支援していきたいと願っています。

私たちが提案する家庭環境づくり

 エフエー出版はこれまで、「愛」「感動」「夢」をテーマに一般書出版事業を行ってきました。同時に、子どもの教育に欠くことのできない、親の愛情があふれる家庭環境づくりを提案しています。

 まず、1~4歳ごろの幼児には、興味を持ったことに対し、根気よく追求する姿勢を育てるために、絵本の読み聞

かせや、愛情あふれる親との会話を提案。3~9歳ごろの子どもには、何事にも興味や関心を持つ時期だけに、本や図鑑や百科事典などで、自由に調べられる環境づくりをお手伝い。子どもが自ら取り組むようになるまでは、本や図鑑を与えるだけでなく、親からの働きかけをお勧めしています。10~13歳ごろの児童には、自主性を引き出す働きかけが重要。子どもがやらないからと、怒ったり命令したりせず、気長に同意を求めることを提案しています。親に読書の習慣があれば子どももまた、自主的に読書を始めるもの。そのような家庭環境で育った子どもは「勉強しなさい」といわれなくても、学習習慣をきちんと形成します。強要したり、甘やかすのではなく、愛情を注ぐことを重視した環境づくりをサポートしています。

学力の根幹を養う本の力

 読書は思考力や表現力など、学力の根源ともいえる力を養います。インターネットやテレビなど、情報技術が発達した現代でも、活字を読み理解する力が、学力の基本として必要不可欠であることは、いうまでもありません。学校でも「朝の読書」など、読書を推奨しているのは、この効果を望んでのことです。読書は、家庭でも比較的取り組みやすい習慣といえます。できれば音読(声に出して読むこと)がよいようです。

 エフエー出版は、多くの書籍を通じて「愛情あふれる家庭の教育力」を向上させるためのお役に立ちたいと考えています。心を育てる良質な本はもちろん、教育出版事業では、子どもが自ら取り組みやすい、基礎基本の習得を大切にした教材をご提供し、家庭での自学自習の習慣づくりのお手伝いをしていきます。